ノイズアプリを探すと、「ホワイトノイズ」「ピンクノイズ」「ブラウンノイズ」と色の名前がずらり。正直、何がどう違うのか分かりにくいですよね。
でも安心してください。この3つの違いは、たったひとつの軸で説明できます。それは「高い音をどれだけ含むか」。これだけです。
この記事では、それぞれの音の性質と、目的別にどれを選べばいいかをサクッと整理します。
ノイズの「色」は、周波数ごとのエネルギー配分で決まります。すべての波長を均等に含む光が白色に見えることになぞらえて、全周波数を均等に含むノイズを「ホワイト」、低域寄りのものを暖色系の名前で呼ぶ——というネーミングです。ちょっとおしゃれですよね。
| 種類 | 高音の量 | 聴いた印象 |
|---|---|---|
| ホワイトノイズ | たっぷり | 「シャーッ」。テレビの砂嵐。高音が目立つ |
| ピンクノイズ | ほどほど | 「ザーッ」。雨音や川の流れに近い。バランス型 |
| ブラウンノイズ | ほぼなし | 「ゴーッ」。滝や飛行機の機内。低く深い |
ホワイトノイズは物理的には全帯域均等なんですが、人の耳は高音を強く感じるので、聴感上はかなりシャリシャリした音になります。ピンクノイズは人の聴覚に合わせてなだらかにした「自然界の音にいちばん近いノイズ」。ブラウンノイズはさらに低域寄りで、どっしり重心の低い音です。
周囲の雑音を覆い隠す(マスキングする)なら、広い帯域をカバーするホワイトノイズが理論上は最強です。人の声のシャリッとした成分まで消してくれます。ただ、高音が多いぶん長時間聴くとちょっとしんどい。マスキング力と聴きやすさのバランスを取るなら、ピンクノイズが中間解です。
数時間の作業のお供にするなら、高音の刺激が少ないブラウンノイズ。存在感はあるのに意識に引っかからない、いわば「音の毛布」みたいな使い心地です。海外のADHDコミュニティで人気が集中しているのも、このブラウンノイズです。
就寝時は、高音の少ないブラウンノイズを低音量で。ホワイトノイズの高域は、静かな寝室ではかえって耳についてしまうことがあります。
ここからが本題かもしれません。実は、どれかひとつを選ぶ必要はないんです。
FocusNoiseを作るとき、あえて各ノイズを別々のスライダーにしたのは、混ぜたほうが「自分に合う音」を作りやすいから。私自身、ブラウンノイズだけでは家族の声が素通りしてきて困っていて、ホワイトノイズを重ねることで解決した経験が、そもそもの開発のきっかけでした(この話は開発の裏話に詳しく書いています)。
コツは、スライダーを動かしながら「周囲の雑音が気にならなくなって、かつノイズ自体も気にならない」というポイントを探すこと。これ、見つかった瞬間がけっこう気持ちいいですよ。
ホワイト・ピンク・ブラウンの違いは高音の量。雑音消しならホワイト〜ピンク、長時間の集中や睡眠にはブラウン、迷ったら混ぜて調整——これだけ覚えておけば十分です。
FocusNoiseでは、ブラウンノイズとホワイトノイズを無料で、それぞれ好きな音量でミックスできます。あなたの「ちょうどいい音」を探してみてください。
FocusNoise でノイズをミックスしてみる